node.jsでTiddlywikiを動かす
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新しいマシンに Tiddlywiki を移すことにしました。
TiddlyWiki は一つの HTMLファイルに扱えるのが便利な点なのですが、ファイルの大きさが10MB近くなるとブラウザによっては不審な挙動がみられるのでサーバーの設定にしてみます。
目新しいものでもなく、多くの情報を残されている先人の方々の情報を参考にさせていただきます。以下のURLの情報を参照しました。
http://tiddlywiki.com/
http://qiita.com/ko2a/items/7b989987ab5c18aa6a4d
GettingStarted Node.js の記述を読んでから作業を行います。
環境
OSは Windows10です。
新規インストールして日の浅い環境で、ポート8080を使うようなプログラムはインストールしていません。
node.jsのインストール
node.jsのサイトhttps://nodejs.org/en/ に移動します。
v6.11.3 LTS とv8.4.0 Current (最新版)の2つが表示されますが、v6.11.3 LTSを選んでダウンロードします。
ダウンロードした node-v11.3-x64.msiをインストールします。
インストールするパスや、容量を17MB位食うよという表示を確認しながら進めます。
npm package managerがインストールされますね。
node --version
v6.11.3
→ インストールされたバージョンが表示されます。
tiddlywikiのグローバルインストールとバージョンの確認
npm install -g tiddlywiki
tiddlywiki --version
5.1.14
→ tiddlywiki 5.1.14 がインストールされました。
tiddlywikiの初期設定
GettingStartedの手順に従い、初期化します。
コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。mynewwikiは適当な名前を設定します。
tiddlywiki mynewwiki --init server
tiddlywikiの起動
コマンドプロンプトから、以下のコマンドを実行します。
tiddlywiki mynewwiki --server
私の環境では、上記のコマンドの後直ぐに以下のログが表示されていました。
Serving on 127.0.0.1:8080
(press ctrl-C to exit)
syncer-server-filesystem: Dispatching 'save' task: $:/StoryList
FileSystem: Saved file C:\Users\vvv\mynewwiki\tiddlers\$__StoryList.tid
tiddlywikiへのアクセスの確認
ブラウザでhttp://127.0.0.1:8080/ を指定して、アクセスできるかを確認します。
ポート8080を使っているプロセスを確認します。以下の例では管理者権限のコマンドプロンプトでnetstat -bを実行しています。
PS C:\WINDOWS\system32> netstat -b
アクティブな接続
プロトコル ローカル アドレス 外部アドレス 状態
作成済の tiddlywikiがあるならインポートします。
GettingStartedではoffline copyと書かれていますが、node.jsを使う前のtiddlyがあるなら、それをコピーしインポートします。
インポートは通常Toolsタブ»import でできます。
必ず元に戻せるよう、元のデータは別名で保存しておきましょう。
tiddlywikiの停止
止める場合、tiddlywiki mynewwiki --server を実行しているコマンドプロンプトでCTRL-Cを入力します。
『バッチジョブを停止しますか(Y/N)?』と聞いてくるので、Yを入力して停止させます。
設定した名前のフォルダー以下にtiddlersというフォルダーが作成され、.tidというファイルが作成されていることを確認できます。
私の環境では、すんなりと移行できました。