Damn it all ! - 河の流れに 7章

ホテルで爆睡した後、連続で夜釣りに行く体力はありませんでした。
それはKさんも同じようで、早朝に行きましょうという事になりました。

遅れて朝５時に、現地入りすると、既に昨日のメンバーが陣取って
黙々とキャストしています。１ヶ月近く通っているKさんによると、
常連のメンバーらしいのです。私もそそくさと準備をして、キャストを
始めます。ボッ　ボッ　と、スプーンやミノーが着水する音だけが
響きます。反応の無さに一人、また一人と帰っていきます。
Kさんが｢反応ないですね。｣とつぶやいた直後にライズがあり、
俄然やる気に！　しばらく反応が無くなり。またKさんが｢反応ないですね。｣
と言うと、直後にライズしました。サーモンよ、もしかしてからかっているのか？

その直ぐ後に、隣の釣り人にアタリがあり、ぐいぐいとラインを巻いていきます。
巻き取る途中で、ロッドを下げた瞬間にバラしてしまい。
Damn it all! Damn it all! と何度も叫びながら
悔しがっていました。しかし、皆の士気は高まります。ルアーをミノーに換え
キャストし続けます。７：３０になりましたが、全然反応なしでした。
ライズはしているのですが、もう食い気はなくなってしまったのでしょうか。

今回の釣り場

ハーバー付近は、サーモンの産卵場所にもなっているようで、サーモンの
死骸が見えました。実際に見たことのない60〜70cmのブラウントラウトも
メキシカンのひっかけ釣りの餌食となっていました。ブラウントラウトは産卵期
ではないのですが、きっとサーモンの卵を狙っていたのでしょう。見事な
鼻曲がりの綺麗なブラウン・トラウトでした。(写真撮ればよかったなあ）
KさんによるとLAでは引っ掛け釣りは禁止との事。ジョージアでも聞いたこと
ないですが、結構残忍な釣り方です。釣上げて、食べてしまうのなら同じかも
しれませんが、好きにはなれません。引っ掛けてサーモンを釣上げたメキシカンは
暴れるサーモンに業を煮やし、頭を蹴っていました。そこまでしなくても...

ひっかけ釣りをしていた、メキシカンの集団のいた Waukegan Harbor
付近には、駐車場もありますし、入り口近くにはタックルショップもあります。
もし、サーモン用タックルを購入するなら、ここが一番手っ取り早いです。
なんせ、釣れるやつだけを集めていますから、バスプロショップに行って釣るより
効率がいいのです。